葬儀後の手続き各種を期日までにやっておこう
無事に葬儀、お通夜と済ませてホッとする間もなく、忘れずに葬儀後の手続きをしなければなりません。
葬儀後、だいたい提出の日にち期限が決まっているのもあり、速やかに手続きを。
まずは死亡届は最初に出してあると思いますが、それをすることによって埋葬料が国から支払えます。
少しでも手当は頂いた方が良いです。
故人が会社員だった場合は会社の人事課あたりで厚生年金の末梢の手続きをしてくれます。
国民年金の場合は社会保険事務所に行って手続きをしなければなりません。
夫が亡くなった後の葬儀後の手続き各種
年金受給者の場合は手続きをしないと、そのまま年金が振り込まれます。
あとあと、返還することになるので忘れずに年金や保険関係の手続きをしなくてはなりませんね。
生命保険関係は戸籍謄本が必要となります。
人が亡くなると、何らかの手続きで印鑑証明や相続人の戸籍謄本も何回か必要になってくる場合もあります。
公共料金が故人の名前だとしたら、引き落としは出来なくなります。
すぐに名義変更の手続きをしましょう。
カード関係も末梢手続きが必要です。
故人の名義だったものは全て変更しないとあとあと面倒なことになります。
亡くなった人の病院代も高額だった場合は高額医療費が戻ってきます。
こちらは手続きをしないと戻ってきませんので。
遺産相続の手続きの期限
年金、保険、相続は同時期に手続きをするのですが、相続だけはそう簡単には出来ません。
財産の額や、相続人の関係にもよりますが、けっこう大変です。
財産分与の問題はいつの時でもあり、法律関係の相談でもいつもトップの内容です。
弁護士に相談する内容は一番多いのですが、そのほか行政書士、司法書士、税理士等に相談する場合もあります。
土地がらみが多かったりすると、司法書士に相談することは必須だとは思いますが、内容によって異なります。
土地の財産分与があったりすると、ややっこしい問題になります。
何が何だかわからない場合は役所で無料法律相談で聞いてみるのも良いかもしれません。
ですが、25分位なので、相談できる内容も限られてしまいます。
相談する内容を紙に箇条書きに書いてから相談すると良いですね。
その後に弁護士を決めて財産分与の内容をきちんと決めた方がトラブルも起きにくいです。
弁護士に払うお金がもったいない、と思って自分で相続の手続きをやろうとする人もいますが、法律的な問題が絡んできますので、複雑な内容だったら弁護士を頼んだ方が早いです。
遺産相続の流れ
〇遺言書はあるかどうか確かめます。
仮に遺言書があったとしても厚生役場でちゃんとした手続きをしないと無効になる場合もあります。
遺言書も、きちんとした手順を踏まないと無効になってしまうと言う事を頭に入れておくと良いですね。
相続人が誰と誰なのか。
法定相続人はすぐわかりそうですが、まさかの人物が相続人だった場合もありますので、気になっている人の戸籍謄本をきちんと確認してみると良いですね。
〇家、土地は?
〇故人の遺したお金は?
財産、資産はプラスだけなら何も考えないで相続すれば良いのですが、マイナスの財産もあった場合。こちらも相続しなければなりません。
これがまたややっこしい。
家はあるけど、生前借金していた・・・
家を残したいけど、借金は返さないと家の相続が出来ないのです。
家の価値よりも借金の方が高かったら相続はしない方がよいので、この場合は相続放棄をします。
家は残したい、借金はなんとか返せるとかの場合は単純相続と言ってプラスもマイナスも相続します。
全くのマイナス材料ばかりだったら財産の相続放棄の手続きをすればよいです。
財産を相続放棄する期限
誰も教えてくれない財産放棄のこと。
予め弁護士に財産の相談をしていたら各種手続きの期限も何気なく話の中に入っていたかもしれません。
でも・・・
もし、財産放棄の手続きがいつまでと言う事を知らないで半年、1年経っていたら相続放棄は出来なくなってしまいます。
もし、そのままマイナスの財産を受け継がなくてはならなくなったら大変。
故人の遺した借金等を返していかなくてはならないのです。
知っていたら放棄できたのに・・・
そこで人生が狂ってきます。
ただし、借金やマイナス部分の事実を知ってから三カ月以内だったら財産放棄が出来ます。
亡くなって数年たってから借金があっても知ってから三カ月以内の場合は大丈夫。
知っていて三カ月経ってしまったら支払い続けなければなりません。
こちらの葬儀のサイトも参考にしてください。
葬儀後の手続き各種は期日が決まっているものがあります。
相続関係はまだまだたくさんの事例がありますので、財産、不動産、相続人が複雑な場合は法律の専門家に相談していった方が断然安心です。
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