お一人様の将来の老人ホーム!いくらあったら入れるのか種類は?
お一人様は、頼る子供や親族がいない場合は、先のことを考えると老人ホームへの入居も選択肢の一つとして考えておかなくてはいけませよね。
これは切実な問題です。
将来、老人ホームへ入るには?
いくらぐらいかかるのか
介護は充実しているのか
看護体制はどうか
など老人ホームに入居する際には、前もって調べてから選びたいですね。
お一人様は将来老人ホームと言う選択をしたほうが良いのか?
近年は家族と暮らす人よりも一人暮らしをする人が増えてきています。
お一人様は、元気な間は住み慣れた自宅で、できる限り過ごす方がストレス無く自由に過ごせます。
生活支援のヘルパーを頼むと、掃除や食事、洗濯、買い物をこなしてもらえるので、体が動く間は自分の状態にあわせて、自宅で暮らす方がいいのかなと感じているお一人様が最近は多いです。
ただ、最近は高齢者マンションが増えてきてますよね。
24時間いつでもボタンを押せば管理人と通じていて、食事も食堂で食べることができるところもあります。
お1人様は元気なうちにそのようなマンションを購入することも選択肢の一つです。
体が動かなくなった時にそこでお世話になるために、元気なうちに有料老人ホームに入居する人もいます。
ただ、有料老人ホームはかなり金額が高く、それだけ資産がある人でないと入居は難しくなります。
実は老人ホームへ入居するかどうかはその人の性格にもよります。
集団でいることが非常にストレスになる人が、早々と入居するとそこを出ることになりかねません。
うちの近所の94歳のおばぁさんは老人ホームは人間関係など気を使いそうだから自宅でずっと一人暮らしをするいると言ってます。
有料老人ホームにお1人様が選ぶときは慎重に選ぶ必要があります。
また、施設によって入居条件があるので、入りたいと思っても直ぐに入れないこともあります。
老人ホームに入居した方がいいかどうかはその人の状態や介護度、一人で暮らせるかどうかなど、色々な要素があります。
いちがいに老人ホームに入居することがいいかどうかは言えませんが、一人暮らしが難しくなった時は入居が必要になることもありますね。
お一人様将来老人ホームに入るならいくら必要か?
老人ホームには介護付き有料老人ホーム、特別養護老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅、グル-プホームなどがあります。
有料老人ホーム
有料老人ホームには「介護付き」「住居型」「健康型」の3つの老人ホームがあります。
一般的な施設では数十万円~数百万円が相場ですが、高級有料老人ホームでは入居時に数千万円必要な所もあります。
「介護付き」有料老人ホームでは介護保険が適用され、利用自己負担額は介護度によって異なります。
但し、施設外での介護サービスの利用はできません。
「住宅型」有料老人ホームは、入居費用以外に施設外の介護サービスを利用する費用もかかります。
そのため、月額費用も介護付きに比べてかかります。有料老人ホームでは、入居時に必要ない施設もあれば、1億円以上必要な施設もあります。
テレビでも時々高級老人ホームの実態を映し出されていますが、それはそれは豪華。
毎日旅行先のホテルにいるようです。
出来ればそんな老人ホームに入るためにお金を貯めたいです。
でもとても無理ですね。
そのような老人ホームに入居できる人は、ごく少数だと思いますが。
介護付き老人ホームなら月額12万円~35万円ほどかかります。
特別養護老人ホーム
特別養護老人ホームでは、入所者の所得に応じて費用が決められています。
運営は社会福祉法人や自治体で、有料老人ホームに比べると一般的な年金で暮らしていけるだけの費用となっています。
入居時に一時金として支払う費用はなく、月額6万円~15万円ぐらいです。
特別養護老人ホームには4人部屋の多床室とユニット型個室があり、多床室では8万円ほどで、個室では12~14万円ほどです。
ただ、特別養護老人ホームは待っている人が多く、要介護3以上で必要が大きい人が先に入居になるので入居をもし込んでいてもかなり先になることもあります。
お一人様の場合は、優先度が高いので要介護3以上で必要になれば比較的入居しやすいです。
サ-ビス付き高齢者向け住宅
サービス付き高齢者住宅とは、管理人が常駐し、いつでも対応できる高齢者賃貸住宅のことです。
キッチンや風呂がついている「住宅型」とそれがついていない「施設型」があります。
略してサ高住と呼ばれていますが、介護サービスがない施設とある施設があり、ない施設では外部の介護サービス業者を使うことになります。
訪問介護事業所やデイサービス事業所を併設している施設が多いです。
費用は入居費用と介護サービスの自己負担分は別に支払うことになります。
ほとんどの居住形態はワンルームで、入居時に敷金や事務手数料が必要です。
外出や外泊も自由なので、比較的介護度の低い人の入居に対応しています。
月額利用料は管理費や食費もいれて15~25万円かかります。
施設によって値段に開きがあります。
このように費用の点から見ると、厚生年金で月15万円ほどある人は施設入居できますね。
負担限度額認定制度を使うメリット
でも、国民年金の方の場合は人は、特別養護老人ホームや介護老人保険施設、ショートステイを利用する際にどうしても経済的に厳しくなって来ます。
そんな時は負担限度額認定制度を活用することが出来ます。
それは年金が年間120万円以下の人で預貯金が1,000万円以下の人は住居費と食費が軽減されると言う制度です。
その制度を知っておくと安心ですね。
グループホーム
グループホームと主に軽度から中度の認知症の高齢者が共同で暮らし、共に行うことで自立を促す施設です。
費用は入居一時金が0~20万円、月額費用が10~30万円ほどかかります。
入居一時金は退去する際に一部が返ってきます。
居住費、食費、その他のサービス費用がかかります。
グループホームの費用は、負担能力に応じて入居者本人と主たる扶養義務者が負担することになります。
失敗しない老人ホームの決め方
老人ホームによって入居の条件が違います。
まず、入居の条件がそろわなければ入居できません。
ほとんどの老人ホームで、入居条件として年齢や介護度、収入、保証人や身元引受人などが決められています。
老人ホームへの入居条件
有料老人ホームやサ高住では年齢は60歳以上や65歳以上と決められている所が多いです。
特別養護老人ホームやグループホームでは65歳以上と決まっています。
ただし、60歳以下でも若年性認知症や特定疾病があり介護認定を受けている人は入居できることもあります。
でも周りの人の平均年齢が80代前後の人が多いので、入居しても回りとうまくなじめず、退去するケースもあります。
入居平均年数は有料老人ホームで3,4年です。
将来の介護度が重くなった場合に、その施設がどれほどの介護が充実して受けられるのかなどを知っておく必要がありそうですね。
先で、認知症になった時や要介護4や5になった時のことをも考えておくことが必要です。
要介護度が高くなるほど、介護付き有料老人ホームでは費用に差があります。
特別養護老人ホームでは、要介護3以上しか入れず、要介護5になっても1万円ほど上がる程度です。
住宅型有料老人ホームやサ高住では、介護サービスは利用した分だけ自己負担額や保険外の費用額が高くなります。
介護度が高い時は、特別養護老人ホームや介護付き有料老人ホームが費用面で少なくて済みます。
人工ストーマをつけている人や胃ろうの人、夜間のたん吸引をしている人は介護医療院の設置が決まり、今次第に体制が整いつつあります。
医療法人が運営する老人ホームでも看護師が24時間体制で常駐している施設があります。
その施設体制が充実しているかどうかを前もって調べておくと安心ですね。
まとめ
老人ホームに入る費用
介護付き有料老人ホームは入居一時金が0円~1億円、月額利用料が12~35万円
特別養護老人ホームは、所得により異なり、月額6万円~15万円。
サービス付き高齢者向け住宅が最初に敷金と事務手数料がかかり、月額15~25万円ほどです。
グループホームは入居一時金が0~20万円、月額10~30万円かかります。
入居しても直ぐに退去することにならないように費用だけでなく、入居条件、介護サービスの充実度なども詳しく調べておく事はかなり大切ですね!
広告
関連ページ
- おひとり様の老後は一人暮らしの方が良い理由は?
- おひとり様が老後を迎えた時、一人暮らしをするかホームに入るかそのほかいくつかの選択があると思います。 どちらが良いのか、メリットとデメリット、老後を過ごすまでの準備や心構えなどに触れています。
- おひとり様が老後にホームに入った方が良いメリットは?
- 未亡人やおひとり様が老後に一人暮らしではなく、複数の人が住むグループホーム、又は老人ホームに入った方が良いとされるメリットなどを書きました。 将来のおひとり様の老後のホームに入ることのメリットに触れています。
- おひとり様の老後はずっとひとりで暮らせるのか?
- おひとり様は将来老後になった時もずっと一人で安心な生活を送ることが出来るでしょうか? おひとり様が必要なのはお金の他には? 保険は? 家族を持たないおひとり様におすすめの保険もあります。 ファイナンシャルプランナーに相談をし、入っておくべき保険に加入したら安心ですね。 おひとり様が老後になっても一人でずっと暮らせるよう今のうちから何らかの対策を練っておくと良いですね。
- おひとり様が老後一人暮らしを続けるためには?
- 未亡人やおひとり様が老後、一人暮らしを続けるためにはどんなことに注意をしていれば良いのか? 老後を将来迎えるために今からやっておくこと、お金や生活の準備などの心構えなどに触れています。
- おひとり様が老後になった時のおススメのホームは?
- おひとり様が将来ホームに入るとしたら、どんなホームがあるのか調べてみました。 老人ホーム、グループホーム、介護型老人ホームとありますが、それぞれ形態や金額が違います。 どんな違いがあるのでしょうか?
- おひとり様、一人暮らしとホームはどっちがお金かかる?お得?
- おひとり様が老後になった時、一人暮らしをするのと老人ホームとではどっちが安く済むのか考えてみました。 一人暮らしもその人の環境に応じて家賃発生するかどうか、老後になった時退職金で老人ホームの初期費用を賄う事ができるのかどうか、そのあたりで余裕のある暮らし方と貧乏老後に別れそうです。
- おひとり様が老後でシェアハウスを借りる事はおススメ?
- おひとり様が将来老後に限らずシェアハウスを借りると言う事はおススメなのか、メリットとデメリットも含め調べてみました。 若い女性もシェアハウスを借りることが多くなった昨今、共同生活をすることの注意点などに触れてみました。
- おひとり様老後にホームに入ると言う事はどんな理由から?
- おひとり様が老後になった時、ホームに入る理由はどんなことからなのでしょう。 一人暮らしをしたいと思ってもいつかはホームに入る時があります。どういった理由になるとホームに入ることになるのでしょうか?
- おひとり様の老後、特養と民間ホームの違いをわかっておこう!
- おひとり様が将来老後を迎えた時に入るかもしれないホームの事について書いています。 特別養護老人ホームと民間老人ホームの違い等知っておきたい良い情報を書いています。
- おひとり様、いつまで一人暮らしが出来るのか考えておこう。
- おひとり様が一人暮らしを続けて行けるのはいつまでなのか考えてみました。 老後になって一人暮らしが出来なくなる原因などを考え、出来るだけ一人暮らしを続けて行けるにはどうしたら良いかなど情報を書きだしました。